ひじきアメリカへ行く

アメリカの田舎で研究をするブログ

Jackson Labへようこそ

Jackson Labでの仕事が始まってしばらく経ちました。
海外のラボが初めてなので、英語まみれの中で必死でなんとかやっています。


初日は7:15から午後3時までのオリエンテーション
マウス飼育担当の人やPIも、新人はみんな一緒に受けました。
試薬の安全管理やネットワークの管理などはさすがの徹底っぷりです。
毎週何かしらの新人がくるので、オリエンテーションの順序や資料もちゃんと組まれています。

海外だからなのかJackson Labだからなのかは良く分かりませんが、
マウス遺伝学がヒト社会の幸福にどう貢献しているのか、
そういう紹介ムービーやインストラクションにしっかり時間が割かれていました。
マウスの分譲事業がJackson Labの収入のかなりの部分を占めるわけですし、
雇用者のかなりの部分がそのマウス飼育に関わることもあって、
扱う対象がどういうものなのかをちゃんと教育してモチベーションに繋げているのだなぁという印象でした。

後半は主に研究所内ツアー。外から覗いたマウス飼育舎は壮観でした。
ここでひとつ問題が。
Jackson Labにはかなりの数の建物があって、研究棟は相互に繋がっているのですが、
けっこうなツギハギのせいで、まるで道順が把握できません。
しかも丘陵地にあるせいで、建物ごとに入り口の階層が違います。
ツアーしてもらって色々連れて行ってもらったはいいものの、
自力でもういちど辿り着けるとは到底思えません。
(自分でもそんなに方向音痴だとは思わないのですが…)

実際、勤務二日目は食堂に行くのに迷子になりました。

誰に聞いても「自分の建物内を覚えるだけで数ヶ月かかったよ」なんて言われるので、
これもJackson Lab名物なのかもしれません。
構内を覚える頃には一人前の職員になれているのかな?